2の力

みなさんのお気に入りのタンゴはなんですか？
私は断然「オブリヴィオン」です。
10年前に創った「ハムレット in Tango」で
ハムレットとオフェーリアのデュエットで使いました

ハムレットは今回のEl Salon de Tandrago Osakaにご出演の
マキシミリアーノ
コーディアス王の役は同じく El Salon de Tandrago Osakaにご出演の
エルネスト

懐かしいです

忘却の彼方にある
なにか・・・失ってはいけない大切なもの
それを切望し、追い求める
「時間」も「存在」もすべてない
色即是空の世界観

恋人の狂気を目の当たりにし
父をその恋人に殺された
オフェーリア

このシーンを描くのに私は迷わず
オブリヴィオンを選びました

世は無常です。

この写真は
実は、そのハムレットin Tangoのワンシーンなんですよ

今回のエル・サロンでは

ミッション・インポッシブルという作品をユージン&アリサさんに作っていただきました

きっと、あのミッション・インポッシブルのテーマを踊るのにどうしてタンゴなんだっ！

と、思われたかと・・・・

しかし実は

タンゴで踊れない曲などないのです。

ワルツはワルツでしかおどれません。

サルサもそうです。

でもタンゴのテクニックはどの音楽にも対応可能です。

それはなぜかというと

二拍子ベースだからだと思います

単純であることの力

象徴学の世界では

２は対極と均等を表します

陰陽

黒と白

昼と夜

あらゆるものの均等を司る数字が２です

互いがいなければ

互いの存在が成立しない。

それが２が示す価値観です。

そんな大いなる数値「２」のダンス

タンゴがもつ可能性は無限大です

ミッション・インポッシブル

見にいらしてくださいね。

ミッション・インポッシブルは

ミロンガ「エル・サロン」のなかで上演されます